建築現場で木を使って骨組みを作ったり、
外壁や屋根の下地や、床・壁・天井の下地を作る仕事です。
鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋といった大規模な建物における、
コンクリートを流し込む「型」を作るのが仕事です。
大工の仕事とは木造建造物の建築と修理です。必要な作業は使用する木材の加工とそれらを使った組み立てであり、この二つの作業を柱に大工の仕事は成り立っています。
良い大工の条件は、力持ちであること、力仕事であると同時に頭や神経もバランスよく使いこなしていることです。段取りや納まりを考えるために頭を使い、施主の意向を汲み取ったりするために神経を使います。
また、怪我や事故を防ぐために高い集中力を必要とします。
長年働くことにより自分の腕が上がっていると実感できるのも嬉しいことのひとつです。
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自分が携わった仕事が目に見えてそこに長く残るというのはロマンがあり達成感が湧いてきます。実際に職人として働く方たちの中でも成果がカタチとして世の中に長い間残ることをやりがいに感じている人は多いようです。
住宅を作るときに個人の施主にとっては、ほとんどの方が一生に一度のこと。とくに注文住宅の場合、思い入れがあるものです。お客様の大切なものを作り形にすることは他の仕事では味わえない心に響くやりがいがあります。
完成までの間は、変更や提案など施主とのコミュニケーションを取ることもあります。良い家ができたときに、お客様から感謝の言葉をもらえる瞬間があるかも。完成の喜びを分かち合い直接感謝されるのは何よりも嬉しい瞬間ですよね。
職人の世界ですのでキャリアを積めば、一般的に棟梁といわれる立派な親方にはなれると思います。
親方になれば独立や会社にもよりますが、棟梁になれば収入もかなりの金額になります。
収入の良い大工の中には宮大工などの特殊技能を持っていたり、
経営者としての立場で収入を大きく伸ばすチャンスが豊富であることはこの職業の魅力の一つです。
大工の給料は、経験やスキルによって大きく異なります。未経験者の場合、見習いで就職することになるため、月給15万円前後になることがほとんどですが、経験を積みスキルを高めていけば月給30万円以上になることも十分可能。棟梁クラスになると年収500~800万くらいになります。
中には年収1,000万円を超える大工も存在します。
平日は現場で多少の残業をこなしますが、
騒音の問題から夜遅くまでやるわけにはいきません。
必然的に、休日も現場に出てくる必要がある場合も考えられるでしょう。
やはり、施主様の入居時期として人気のある年末年始前後やゴールデンウイーク、
お盆などに完成させるといったパターンが多いので、特定の時期に仕事量が集中する可能性が高い仕事です。
現場仕事なので肉体労働です。高所での作業や不安定な場所など、現場は危険と隣り合わせです。ケガをしないためにも常に注意を払い集中を保つための体力と精神力が必要になってきます。
図面通りに納まらない時など代案を立てる場面は珍しくありません。施主に提案して了解をもらったりと提案力やコミュニケーション能力があると、より魅力的な大工ということになります。
力仕事であると同時に、平面的な図面を読み取ってそれを立体的な現実の形にしたり、必要な材料を積算して効率よく使ったりと、結構頭を使う仕事でもあります。
一般的に男性メインのイメージが強い建築現場において女性大工の存在が思わぬ潤滑油になることがあります。女性ならではのきめ細かい気配りが実は建築の現場で大いに役立ちます。
ITスキルも大工の必修要素になりつつあります。施工の進捗管理にタブレットやPCを使う工務店が出てきたほか、CADで自ら製図するケースも増えているといわれています。大工がITを活用する機会は今後も確実に増えていくでしょう。